【大人の教養】旬の魚を知ろう 冬編
こんにちは、バケモノブログのヨシダです。
そろそろ忘年会シーズンですね。外食する機会が増える方も多いはず。
少し高いお店に入ったりすると、旬の食材を使った料理をお勧めされることがありますが、正直食べ物の旬とかちょっとよくわかりませんよね。
でも大人の教養として旬の魚の名前くらい知っておきたいなあと思ったので、今回は冬が旬の魚を調べてみました。
冬が旬の魚ラインナップ
●あんこう
●あまだい
●かれい
●きんめだい
●さわら
●ぶり
1)あんこう
旬の時期
冬から初春
特長
見た目はコワイです。大きい個体は2kg以上あり、表面がぬるぬるしています。皮や内臓を好んで食べる人も多く、特に肝はアンキモと呼ばれ酒飲みからの支持が厚い部位です。下関や茨城県で多く水揚げされます。
調理例
あんこう鍋が有名です。『西のフグ、東のあんこう』と並び称されます。あんこうの身は低カロリーです。
2)あまだい
旬の時期
10月から4月ごろまで出回りますが、冬が旬です。
特長
漢字で書くと「甘鯛」ですが、鯛の仲間ではありません。「白あまだい」「赤あまだい」「黄あまだい」の3種類を総じてアマダイと呼びます。「白あまだい」は関西では「ぐじ」と呼ばれ、3種類の中では一番身が締まっています。
調理例
刺身、塩焼、酒蒸しなどがお勧めです。
3)かれい
旬の時期
実はかれいの種類は様々で、旬も漁獲地もそれぞれです。「まがれい」「あかかれい」「ほしがれい」「あさばがれい」「ばばかれい」などは、秋から冬が旬です。冬場は「子持ちかれい」が出回ります。
特長
「左ヒラメ、右かれい」と言われるように、右側に目がついている平たい魚です。寿命が長く、大きく育つまでに長い年月が必要で、あまり養殖は行われていません。
調理例
子持ちかれいの煮つけ、から揚げがお勧めです。
4)きんめだい
旬の時期
きんめだいは太平洋沿岸の各地でとれるため、年がら年中味わうことができますが、11月から冬の間が脂がのっていて、旬です。
特長
漢字では「金目鯛」と書きますが、その名のとおり大きな金色の目をしています。鯛と書きますが、鯛とは種類が異なります。微量の水銀が含まれており、妊婦さんは食べ過ぎないように注意したい魚です。
調理例
刺身、煮魚、干物、味噌漬け、ムニエルなどがお勧めです。白身で小骨が少なく食べやすい魚です。
5)さわら
旬の時期
漢字で書くと「鰆」なので、春が旬と思われがちですが、関東では1~2月の産卵前で脂がのったさわらを「寒さわら」と呼び、好んで食べられます。
特長
出世魚で、50㎝くらい「さごし」→70㎝くらい「やなぎ」→それ以上「さわら」と成長に合わせて呼び方が変わります。肉質は白身で軟らかく淡泊です。
調理例
鮮度がいいものは、やはり刺身です。てり焼き、塩焼などもお勧めです。
photo by hirotomo t on Flickr
● 鰆の西京焼
6)ぶり
photo by E-190’s
●ぶりの幼魚
旬の時期
冬から初春が旬ですが、「寒ぶり」と言われるように寒い時期の方がおいしい魚です。
特長
出世魚です。関西では、40cm以下「つばす、やず」→40~60cm「はまち」→60~80cm「めじろ」→80cm以上「ぶり」と呼ばれます。関東、北陸、四国では違った呼び方をするそうです。「はまち」と「ぶり」が同一人物だなんて、どうりで似てるわけだ。
調理例
刺身もいいですが、照り焼き、ぶり大根がお勧めです。新鮮なものは塩焼もおいしいです。
まとめ
冬は脂がのったおいしい魚が出回る時期なので、かに・ふぐなどに併せて、旬の魚を楽しんでみて下さい。そして、このサイトで得たうんちくを披露してちょっとうざがられるのも一興です。
また機会があれば四季折々の旬の魚を紹介したいと思います。