【尼崎名物】大発見!!兵庫県尼崎ご当地シンガー×尼崎ご当地グルメをご紹介!
兵庫県の南東部に位置し、「あま」の愛称で親しまれる「兵庫県尼崎市」。
そんな尼崎の「ご当地シンガーソングライター」と、ご当地名物「尼崎あんかけちゃんぽん」をクロストーク形式で一挙ご紹介!
地元民もまだ知らない、尼崎の魅力を存分に語り尽くしてもらいます!
1 登場人物
2 二人が出会ったきっかけ
3 尼崎ご当地シンガーソングライター・「武元さおり」さんをご紹介
3.1 生粋の尼っ子がご当地シンガーに大抜擢!
3.2 シンガーソングライターになったきっかけ
3.3 尼崎を中心に活動するとっても素敵なワケ
3.4 尼崎あんかけちゃんぽんオリジナルソング!「あんかけ☆LOVER」
3.5 ご当地シンガーとして今後の活動
4 尼崎名物!言わずと知れたご当地グルメ「尼崎あんかけちゃんぽん」
4.1 尼崎あんかけちゃんぽんが生まれた経緯
4.2 星屋「尼崎あんかけちゃんぽん」のご紹介
4.3 元料亭人のマスターが手がける、絶品尼崎あんかけちゃんぽんを試食!
4.4 今後の目標
5 クロストーク感想・まとめ
登場人物ご紹介
武元さおりさん
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尼崎生まれ、尼崎育ちの生粋の尼っ子。シンガーソングライターとして、関西を中心にライブ活動を行なっている。2018年9月には総勢18組のアーティストが参加した「尼フェス」を尼崎BLANTONにて開催。自身の楽曲には尼崎市政100周年を記念して生まれた「尼崎ベイベー!」、尼崎あんかけちゃんぽんを愛するが故に生まれた「あんかけ☆LOVER」、2019年3月に再建された尼崎城のテーマソング「尼崎城〜建ったんだJO〜」など、多数尼崎を題材としたポップで明るい曲を作詞作曲を手がけ、尼崎ご当地シンガーソングライターとして注目を集めている。
赤星典秀さん
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JR立花駅南口にある「来食藹々 星屋(らいしょくあいあい ほしや)」の店主。看板メニューの「尼崎あんかけちゃんぽん」は地元民からこよなく愛され、マスメディアも取り上げるほどの絶品料理。過去出演したメディアは「マツコの知らない世界(TBSテレビ)」「ビーバップ!ハイヒール(朝日放送テレビ)」など数知れず。店内には著名人のサインが壁中を埋め尽くすほどの人気店。1956年(昭和31年)に、長崎生まれの父親(先代)が立花に出店。お客様の声に合わせてメニューに改良を重ね、ダル麺を用いた「二層のあん」を考案。1951年創業。1961年に立花店をオープン。2000年にJR立花駅南口のフェスタ立花にオープンし、三代にわたって営業。マスターの愛される人柄は多くの人々を魅了し続けている。
二人が出会ったきっかけ
武元さん:地元のJR尼崎や、阪神の方の尼崎の紹介する「尼崎観光ツアー」を企画した際に、尼崎ちゃんぽんを取り上げることになりまして。そこで星屋さんのちゃんぽんをご紹介できたらなということで、お声かけさせていただいたのが赤星さんと出会ったきっかけです。
尼崎は私の地元なので、星屋さんのことは以前から知っていたんです。
赤星さん:そうですね。2019年7月に来ていただいて、実はお話があるんですと。武元さんが観光ツアーのガイドをやるということで当店を選んでいただきました。
画像参照元:武元さおりさんTwitterより
赤星さん:ファンの方20人くらい一緒になって移動していましたね(笑)バスガイドの役をしながら。初めて来店された時、尼崎ちゃんぽんの歌まで作っていただいていて。びっくりしましたね。
生粋の尼っ子がご当地シンガーに大抜擢!
赤星さん:観光ツアーをきっかけに知り合ってから3ヶ月後の2019年10月に、商店街の皆さんで「立花あきえんワンコインバル」という企画を行いました。そこで出演を武元さんに依頼したんです。
地元尼崎のイベントだということで、快く了承していただけました。
そこで、当イベントのスタッフが武元さんの歌を聴いて感動して!
現在、チーム・尼崎ちゃんぽんのシンガーとしても活動の話を進めているところです。
シンガーソングライターになったきっかけ
赤星さん:ずっとお伺いしたかったんですけど、武元さんはどうしてシンガーソングライターに?
武元さん:小さい頃から歌うことが好きだったんです。曲を作り出したのは小・中学生の頃なんですが、当時は引きこもりで。
赤星さん:ギターが友達だったんですね(笑)
武元さん:そうなんです(笑)
ギターとお笑いを見るのが好きで。当時、周りに感情を伝えることが難しく感じていて、そんな中、自分の気持ちを伝える方法を考えた時に、「歌に想いをのせたら、人に気持ちを伝えられるんじゃないか」と思い、曲や歌詞を作り出したのが、シンガーソングライターになったきっかけです。
尼崎を中心に活動するとっても素敵なワケ
赤星さん:尼崎を中心に活動されている理由はなんですか?
武元さん:シンガーソングライターとして活動をされている方はたくさんいらっしゃるので、その中で自分しか持ってないものってなんだろうと考えたときに「あ、私尼崎出身や!」と(笑)
2018年の尼崎歴史音楽祭というイベントが、阪神尼崎であって、それをきっかけに2019年の尼崎城オープンの際にもお城の前で歌わせていただきました。
赤星さん:尼崎デビューですね。
武元さん:そうですね、私の晴れ舞台なんです。
それと、もう一つ。「尼崎出身なんです。」というと皆さんに、ちょっと「ん?」って顔をされるんですね。ですので、「いや、そんな街ちゃうよ!」と。いいとこあるんだよっていうのをより知ってもらいたくて。それが尼崎を中心に活動している2つの理由ですね。
赤星さん:僕も出身を聞かれた時は「武庫之荘」って答えたりしていました(笑)
武元さん:隠してたんですか!(笑)
赤星さん:「尼崎出身です!」っていうたことなかったです(笑)
チーム・尼崎ちゃんぽんを作る時も、初めは「尼崎の冠を、なんでうちのちゃんぽんの上につけなあかんねん!」という声がたくさんありましたよ。尼崎ってつくだけでみんなに嫌厭されたりとかね。
でも、時代を過ぎるにつれ、都市開発をされてきたと同時に、どんどん住みやすくなって。
武元さん:そうなんですよ!めちゃくちゃ住みやすい!大阪にも三宮にも出やすいし。
赤星さん:ね。交通アクセスも良いし、物価も安いし、人柄もいいし。個性もあって素敵な街ですよね。
尼崎あんかけちゃんぽんオリジナルソング!「あんかけ☆LOVER」
赤星さん:尼崎ちゃんぽんを題材に歌った、あんかけ☆LOVERという曲を作ったきっかけはなんですか?
武元さん:あんかけ☆LOVERを作る前に、実は「尼崎ベイベー!!2019」という曲を作ったんです。
それをきっかけに、もっと尼崎の曲を作りたくて。尼崎には何があるのかなと考えた時に、あんかけちゃんぽんだと。
私はつい最近まで尼崎あんかけちゃんぽんを知らなかったので、尼崎にこんな美味しいものがあるのかと感動しまして。
この魅力を伝えていかないと、ということで尼崎あんかけちゃんぽんの歌を作りました。
赤星さん:あんかけ☆LOVERを聴いた人たちからも大絶賛でしたよ。「めっちゃええやん!」って。
曲を作る時に意識していることはありますか?
武元さん:尼崎って、素敵なところじゃないですか。人も街も飾らなくて。
飾らないところって魅力だなと思って。尼崎の曲を作る時は、あまり飾らないようなものを作ることを意識しています。
尼崎E.P 2019年6月リリース!
¥1,200(税込)
>>あんかけ☆LOVERの歌詞はこちら
※和気藹々 星屋の店頭にてご購入いただけます。
ご当地シンガーとして今後の活動
赤星さん:今後の活動内容を教えてください。
武元さん:私は2017年と2018年の2年連続、尼フェスという尼崎のイベントに出演しました。
現在はBLANTONという場所で行なっているイベントなのですが、これからはそのイベントをもっともっと大きくしたくって。
「尼崎のフェスと言ったらこれでしょ。」くらいの規模を目指しています。去年の尼フェスでは、尼崎あんかけちゃんぽんを作って、販売も行いました。
いずれは、尼崎あんちゃんぽんを販売しているお店の方にも出店していただいて、もっと尼崎のことを知ってもらえるようなイベントを目指しています。
赤星さん:素敵ですね。最初は謙虚に尼崎内で活動して、いずれは全国へ?
武元さん:そうですね。尼崎で大きなイベントして、いつかは全国から尼崎に来てもらえるようになりたいです。
赤星さん:素晴らしい!行くんじゃなくて、向こうから来てくれるくらいの規模にしたいですね!
大阪から電車で15分ですから、「尼フェス」や「尼崎あんかけちゃんぽん」があるということで、電車に乗ってでも来てもらえるような魅力のあるものを作りたいですね。
武元さん:そうですね!尼崎をもっと知ってもらえるようなイベントにしたいです。
尼崎あんかけちゃんぽんが生まれた経緯
武元さん:尼崎あんかけちゃんぽんが生まれたきっかけを教えてください。
赤星さん:1960年代、当時は高度成長期でした。
尼崎は工業地帯で、いわゆる「金の卵」と呼ばれる集団就職の方々が九州からいらっしゃったんです。
そこで、長崎ちゃんぽんを改良した尼崎あんかけちゃんぽんが生まれました。野菜がたっぷり入っているため栄養価が高く、何より、低価格で腹持ちのいい尼崎あんかけちゃんぽんは、力仕事をされている労働者から好まれました。
武元さん:なるほど、そんな経緯があったんですね。
看板メニュー
尼崎あんかけチャンポン ダル麺 ¥980(税込)
星屋「尼崎あんかけちゃんぽん」のご紹介
武元さん:星屋さんの尼崎あんかけちゃんぽんが生まれた経緯を教えてください。
赤星さん:先代は長崎出身なもので、初めは太鼓まんじゅうやうどんを店で提供しておりました。
先代には九州の料理をお客様に提供したいという思いがありましたので、尼崎で長崎ちゃんぽんを始めました。
しかし、先代が長崎ちゃんぽんを販売すると、お客様から「あんがかかってないやないか」という声が上がったんですね。
1950年代にはもうすでに、尼崎にはあんがかかったちゃんぽんが普及していたようです。
「あんかけちゃんぽんは長崎ちゃんぽんじゃない」と先代が意地を張った部分もありましたが、お客様のご要望を汲み取って改良を行ったのが現在の星屋の「尼崎あんかけちゃんぽん」です。
武元さん:様々な試行錯誤があったんですね。そんな星屋さんの「尼崎あんかけちゃんぽん」の特徴を教えてもらえますか?
赤星さん:あんかけとスープを上下二層構造にしているのが、当店の尼崎あんかけちゃんぽんの特徴です。
下の層は長崎ちゃんぽんの特徴を残したサラサラのスープを、上の層は尼崎あんかけちゃんぽんの特徴であるあんを使用しています。これは他店にはない特徴です。二層にすることで、食べやすさを実現しました。
具材は、いか・ちくわ・豚肉・たまねぎ・キャベツ・人参・ねぎ・きくらげなどなど、時によってトッピングで変更があったりしますが、具沢山です。
麺は中太麺です。先代も試行錯誤があり、関西はだしの文化であるということで、昆布や魚介系のスープと鳥や豚骨などとブレンドしているのもうちの特徴です。麺にも味をつけています。
元料亭人のマスターが手がける、絶品尼崎あんかけちゃんぽんを試食!
星屋の看板メニュー「尼崎あんかけチャンポン」をマスターの赤星さんに作っていただき、武元さんに試食していただきました。
―感想をお願いします。
武元さん:美味しいです!やっぱりピカイチですね!
野菜がたっぷり入っていて女性にも嬉しいですし、これからの季節、あんかけは身体があったまりそうですね。二層になっていて、ふた通り楽しめます。
尼崎あんかけちゃんぽんが目指す今後の目標
武元さん:今後の活動や展望をおしえてください。
赤星さん:WCC(ワールドちゃんぽんクラシック)に尼崎サミットとしての参加や、尼崎周辺でのイベントのみならず様々なイベントに参加し、尼崎からちゃんぽんを広げていく活動を今後も広げていきます。
武元さん:尼崎あんかけちゃんぽんだけじゃなく、尼崎の魅力も広めていけたらいいですね。
赤星さん:そうですね。「尼崎といえばちゃんぽん!」と言ってもらえるのにはどうすればいいのかということで、ロゴを作成したりと、現在徐々に知名度が上がっている状態です。
武元さん:正直、本当に失礼なんですけど、私つい最近まで尼崎あんかけちゃんぽんを全然知らなくて。
尼崎市政100周年の盛り上げイベントがあった時に尼崎の名物がちゃんぽんだと初めて知ったんです。
それをきっかけに、色んなお店に尼崎あんかけちゃんぽんを食べに行ったりするようになりましたね。
赤星さん:そうでしょ。「尼崎って何が美味しいもんあるの?」って聞かれた時に、水飴とか、特産物はあるけれど、実際表に出ていないものが多いのが現状ですからね。
武元さん:「何か一つのきっかけでみんなに知ってもらえることがある」というのは私にも通づるものがあるなと思います。
尼崎あんかけちゃんぽんを見習っていきたいなと思います。(笑)
クロストーク感想・まとめ
-クロストーク形式でお話していただきましたが、いかがでしたか?
武元さん:星屋さんのあんかけちゃんぽんが二層になってることや、星屋さんのこだわりなど、尼崎あんかけちゃんぽんについて知らなかったことが多くて、今日はたくさんのお話を聞けて良かったです。
今後はもっと尼崎名物の「尼崎あんかけちゃんぽん」を一緒に広めていきたいなと思います。
赤星さん:初めは全く関わりのなかった方が、ここまで熱く尼崎あんかけちゃんぽんを題材にした歌を作っていただいたんです。
大変嬉しく思いますね。この歌とともに頑張ってちゃんぽんを売っていきたいです。私達も、竹元さんも、尼崎を盛り上げるという趣旨は同じですから。街全体が、尼崎あんかけちゃんぽんと、武元さんのちゃんぽんの歌で盛り上がったらいいなと思います。
武元さん:そうですね!まずは尼崎の魅力を多くの方に知っていただきたいですね!