ネット時代でTSUTAYAが倒産するかしら
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こんにちは。映画を観るのが大好きなエリックです。
初めて日本に来た時、TSUTAYAという店がまだ活発に営業しているのに驚きました。なぜかというと、アメリカでの一番人気なレンタル店「BLOCKBUSTER」は2000年代から非常に赤字になって、4年前ぐらいに倒産したからです。BLOCKBUSTERが倒産した理由は、もっと便利な会社、NETFLIXが設立されたためです。
NETFLIXはレンタルサービスですが、店頭に行く必要はありません。毎月購読すると、自分のテレビやパソコンで、映画やテレビ番組をネットからストリーミングできます。
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9月の頭にNETFLIXがやっと日本でスタートしました。 そして、ほかの同じようなストリーミングサービス、HULUが去年日本に到来しました。 毎月900円ぐらいを払って、国内や海外のメディアが見放題です。
この新しいサービスの影響でTSUTAYAの未来はどうなるのかな、と考えずにいられません。 外国から観察すると日本は最新テクノロジーまみれの社会と思われますが、実は、ネット系のサービスについては発展するのが少し遅れています。現在アメリカの西海岸で開発されているネットサービスさえ使えば、TSUTAYA, TOWER RECORDS, 紀伊国屋などの店に行く必要がなくなりそうです。便利さに負けています。コストも負けています。
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流通の問題なんです。フィジカルなものを流通させるとどうしてもお金がいっぱかかります。DVDを生産してから、工場から流通の倉庫に、倉庫から、店舗に、店舗から消費者に、それでレンタル期限が終わったら、なんとか始末しないと。ちょっともったいないではありませんか?
実は、街のお店に行くことが好きです。フィジカルなものを見て、手に入れることが楽しいです。そして、店員さんに手伝ってもらったり、現場で何を借りようかと考えたりするのも価値があると思います。ただ、その時代はそろそろ終わると思います。
現場に行く楽しさがなくなる一方で、ほかの価値のある現象が現れています。フィジカルの流通なしで、ネットでなんでも通信できるから、多様なメディアを視聴者に簡単に提供できるようになっています。そしてその多様さのもとで、ストリーミング向けの番組やドラマが作成されています。普通のテレビよりテーマや話題の深い番組があふれています。しかも、迅速に作られています。
その結果、消費者の立場からいうと、質のいいもの、話題の面白いもの、多様性のあるものなど、いつでも簡単に手に入れられます。 悪い変化ではないと思いますね。