photo by Yuya Sekiguchi on Flickr

バケモノ株式会社の奥田です。
小学生の頃、私は少年ジャンプでドラゴンボールやスラムダンクを読みふけっていました。漫画ばかリ読んでいたので母親に怒られたのを覚えています。ただ、母親も昔から漫画や読書が好きで、小学校6年の夏休みには楳図かずおの「まことちゃん」という漫画を買ってくれました。当時の私にはギャグセンスについて行けず流し読み程度でしたが、社会人になって「まんだらけ」で楳図かずおの漫画に再会。ホラーをあまり読んでこなかった私にはとても刺激的で、ついつい大人買いしてしまいました。それ以来楳図ファンになったのを覚えています。 

本日はホラー好きな方に特にお勧めしたい楳図かずおの漫画を5作品ご紹介します。

1.漂流教室

この漫画はドラマ化もされてご存知の方も多いのではないでしょうか。ある日突然小学校が未来の世界に飛ばされ、そこで未知の生物に遭遇したり、限られた食料を奪い合ったりしつつも生き抜こうとする漫画です。ホラーとSFが合わさっており、予測できない展開に、ついつい食い入るように読んでしまいます。

2.14歳

未来では食料危機の問題から工場で人工的な鶏肉が作られています。その工場からある日突然顔はニワトリ、身体は人間のチキンジョージという生物が生まれるところから話が進みます。その後、地球上の酸素や緑がどんどん無くなり住めなくなったため、選ばれた人類と動物が宇宙へと行きます。「14歳」に込められた意味はストーリーを通じて判明していきます。

3.洗礼

老化を極端に嫌う母親とその娘の話です。年頃に育った娘はある夜に、母親から衝撃的な話を突きつけられます。なんとそれは娘の脳を母親の脳と取り替え人生をもう一度やりなおすこと。手術後、若い身体を手に入れた母親は果たして第二の人生をやり直せるか？それにまつわるストーリーが描かれています。

4.赤ん坊少女

裕福な家に養子として向かい入れられた女の子がその家に住む得体の知れないものと出会うとこからストーリーが始まります。なんとその正体は屋根裏に住む酷い容姿の赤ん坊。その赤ん坊から女の子はイジメや嫌がらせを受ける様子が描かれています。特にラストシーンはとても悲しく切ない気持ちで一杯になります。 

5.こわい本

全14巻になる楳図かずおの漫画の短編漫画が色々読める本です。巻ごとにテーマが決まっていて、それにまつわるストーリーが描かれています。楳図かずおの作品を一通り読みたい方にはお勧めです。怖いイラストから可愛いイラストまで楳図かずおの絵のタッチの違いも楽しむことができます。 

まとめ

いかがでしたか？
楳図かずおは現状単行本や連載をしていないので普段なかなか触れることができない漫画家さんですが、ホラーやSFに関してはピカイチで面白いです。ホラー、SFが好きな方は是非一度読んでみてください。
それではバサラ。