バケモノスタッフブログ

エリック
2015年01月23日
カルチャー

外国人の私が、なかなか慣れられないこと

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こんにちは、エリックです。
日本在住外国人の私が、文化の違いでミスをしてしまうのは当たり前のことでしょう。今日は、言語とニュアンスと習慣、この3つのカテゴリーの中から1つずつ「外国人の私が、なかなか慣れられないこと」をお話します。

1)    言語

おじさんが話してることを理解するのが難しい!はっきり音節を発音してくれないおじさんが一番わかりにくいです。こういう人と出会ったら、わかっている振りして適当に笑顔でごまかし、相槌をうったりします。
自分が何に賛成したかを把握できないからこそ、展開が予想できないアドベンチャーになる危険性が高まります。焼酎を初めて飲まされた時も、生の豚の耳を初めて食べた時もおじさんの誤解がきっかけでした。

2)    ニュアンス

イエスかノーかがわかりづらい。日本語は否定文が多いです。
難しいのは否定プラス否定の場合、承諾しているか断っているか、どちらかわからなくなることです。
例えば「行けないでもない」というふうな文を聞く度に、私の頭は数学的な計算を始めます。

行けない(×)+ない(×)=行ける(○)!

解けた!曖昧な話が大好きな日本人はこの否定文をよく使うので、会話の具体的なところが段々ふわふわになります。
「行けないでもない」と曖昧に表現することで「すぐに断ったら悪いかな?」というおもいやりや、「すぐに行けると答えると暇だと思われるかな?」という見栄を表現しているのかもしれませんが、ニュアンスを把握するのが難しい!

3)    習慣

結婚式や伝統的なイベントが難しい!簡単に言うと、我慢することが多すぎます。日本人は意識しているかどうかわからないけど、式の間、何もせず静かに待っている時間が長いです。お尻がいたくなる。その上、指示がなくても皆は順番や流れを理解しているみたいで急に立ち上がったり、座ったり、お辞儀と拍手をする。私は隣の人の真似をするしかなく非常に疲れます。    

まとめ

外国人として日本にいると、このような日常的に起こる誤解やミスをきっかけに、言語・文化・習慣の違いを洞察することができます。
言語は具体的な道具です。文化はもうちょっと曖昧なものですが、いわゆる文化というものが私達の意識と性格と行儀に影響しています。人と接触するためには文化のハードルをまず超えなければなりません。
でも、日本文化の難しいところは、言語と文化が密接に絡まりあっているということです。日常生活で、使っていい言葉と使うべきではない言葉が厳しく指導されていると思います。朝会の挨拶から電話の対応の仕方まで全部決まっています。
アメリカで育った私は、そういう決まりを経験したことはなかったので、身につけるのは本当にチャレンジですね!

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