TK バケモノjp 書評ライター
読書とウィンナーが大好き。不定期で書評を書いています。好きなジャンルは、ミステリ、サスペンス、ホラー。
TKの記事一覧
アート 2015年07月22日 ー 徒然書評
『リカーシブル』:米澤 穂信
米澤氏の作品は、『氷菓』のような爽やかな青春ミステリものもありますし、本作や『ボトルネック』のような、どうにも一介の中学生や高校生が抗うことのできない絶望感のようなものを描いたものもあります。
アート 2015年06月24日 ー 徒然書評
『ちょっと今から仕事やめてくる』:北川 恵海
本作品は純粋なミステリー作品ではありません。
一つの会社にしがみついて生きていくことだけが人生ではない、だから力抜いていこう、という労働者へのエールなんだろうと思います。
アート 2015年06月3日 ー 徒然書評
『名探偵の掟』:東野 圭吾
この作品について、著者:東野圭吾はこう言っています。
「何を出しても売れなかった頃、やけくそで書いたのが本書だ。読者に一泡吹かせてやろうと思い、小説のルールはすべて無視した。」
アート 2015年05月20日 ー 徒然書評
『ロスト・ケア』:葉真中 顕
高齢者介護をメインテーマとして少子化や尊厳死といった議論をも取り入れた本格社会派ミステリ小説『ロスト・ケア』。読了後、心に”何か”が残る作品です。
アート 2015年04月29日 ー 徒然書評
『ビブリア古書堂の事件手帖』:三上 延
ドラマ化もされた『ビブリア古書堂の事件手帖』。本作は連作の短編集で、毎話『夏目漱石全集』や『晩年(太宰治)』など名作が取り上げられます。話の中に名作の解説や作者の来歴などが挟まれているので、教科書では教えてくれなかった新たな発見があるかもしれません。
アート 2015年04月15日 ー 徒然書評
『ゼロの迎撃』:安生 正
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家、安生 正の『ゼロの迎撃』。
『日本はこのまま平和ボケしていて良いのか?』と、作者から問われている気がします。