辛蜜屋

辛蜜屋は、天神橋筋商店街南端のアーケードを抜けて、少し南に下った青空商店街にあります。辛蜜屋という屋号・・・果たして辛いのか？　それとも甘いのか？　ワクワクしながらお店を訪問してみました。

屋号の「辛蜜」はどうやら2つのカレータイプを表しているようです。中辛の「蜜」メニューと、辛口の「辛」メニューの2つあります。あまり辛いのは得意ではありませんが、辛いほうのカレーをオーダーすることにしました。ちなみに辛さは3辛まであります。メニュー外で5辛までは対応できるとのことですが、無難に「1辛」をオーダーすることにしました。

一番出るカレーは「日替わりカレー」だそうですが、ここはあえて、「辛スペシャルカレー(1300円)」を頼みました。トンカツ・コロッケ・海老フライが乗っています。すんごいド迫力です！

カレールーは「１辛」ということもあるのでしょうが、ビビっと辛い中にもフルーツのまろやかな甘みが広がります。鶏ガラなどをベースに、旨味もしっかり引き出されています。辛さ・甘さ・旨味がバランスよく一体になっています。トッピングのカツにも、にんにくで丁寧に下味が付けてあり、甘辛いカレーとの相性ばっちりです。写真では伝わりきらないかもしれませんが、カツの大きさはiPad（miniじゃないほう）くらいあります！　かなりボリュームがありますが、意外と全部食べられました。

店主の生田さんがカレーで勝負しようと決めたきっかけは「師匠」のカレー店。かつてアルバイトをしていた師匠のお店「ポアレ」が閉店したと聞き、師匠のカレーを自分のお店で作りたいと決意。最初は首を縦に振らなかった師匠ですが、生田さんは半年間、毎週師匠の自宅に通い詰めました。そしてついに生田さんの熱意が実り、秘伝のレシピを伝承するに至ったのです。

現在も師匠のレシピを忠実に守りながらカレーを作り続けています。昔ながらのレシピなので、すべて手作りです。既成品を使っても、手作りと同じ味は出せないと言います。一つ一つ手間を掛け、素材と向き合うことがレシピの秘訣なのかもしれませんね。

最後に

一気に6店舗ご紹介しましたが、みなさん気になるお店はありましたか？　一口にカレーと言っても、お店ごとにまったく味が違います。いろんなお店を巡って、自分にぴったりのカレーを探してみませんか？　天神橋筋六丁目・南森町周辺には、まだまだたくさんカレー屋さんがあります。また近いうちにご紹介できればと思います！