人間と亀が競走したらどうなるの……っと
「ゼノンのパラドックス」というのをご存知ですか?
むか〜し、むかしゼノンという頭をこじらせたオッサン古代ギリシャの自然哲学者が導き出した
「正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる」
一連の問題提起です。
その中で特に有名なのが「アキレスと亀」というパラドックス。
どういうことか、引用にて説明すると
走ることの最も遅いものですら最も速いものによって決して追い着かれないであろう。なぜなら、追うものは、追い着く以前に、逃げるものが走りはじめた点に 着かなければならず、したがって、より遅いものは常にいくらかずつ先んじていなければならないからである、という議論である。
・・・ということなのですが、イマイチ周りくどいですね。
分かりやすい図表で説明してみましょう。
・・・余計ややこしくなってしまいましたね。
要するに、様々な議論を省略すると
「亀(ハンデあり)と人間が競走したら絶対亀を追い抜くことができない」
という実にふざけた結論が導き出されるのです!!!
・・・でも、本当に馬鹿げた議論なのでしょうか?
やってもみないで「ありえない」と決めつけるのは
現代人の悪い癖じゃないでしょうか!?
そこで、バケモノスタッフの総力をあげて
「アキレスと亀」を実際に検証してみることにしました。
まずは亀の仕入れから
まずは亀を仕入れないとね♪
今はまだ寒い季節だし、亀さんも冬眠中。
そこら辺から拾ってくるわけにもいきません。
ならばペットショップなんかで亀を買ってくるしかありませんね。
(亀の仕入れルートを模索するスタッフのアワタ氏)
ところで、企画の検証が終わったら亀はどうするつもり?
ちゃんと責任持って最後まで面倒見れるの?
アワタ:無理ムリ。そもそも亀と俺、どっちが長生きすると思ってるの?
……撮影終わったら会社で飼えば良くない?
奥田(社長):んなもん、ダメに決まってるだろ!?
もちろん個人的にも飼えないから!
早くも企画倒れの予感ですが……
……ていうか、別に本物の亀じゃなくても良くなくない?
ということで、用意したのがこちら。
(亀フェイス・甲羅リュック・全身タイツ)
とりあえず、これで亀の格好して走れば問題ないでしょう。
おそらくこのパラドックスにおいて
「本物の亀であるかどうか」は、問題では無いはず。
(小道具に統一感がないのはこの際スルーで)