トップ・インタビュー 経営者が語る現在、そして未来

Vol.1 白坂大介(ジョインコントラスト株式会社 代表取締役)

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苦しい仕事こそ、気楽に取り組む

ー白坂さんは、仕事が大好き?

白坂:うん、まあ、でも、遊びたいですよね。

ー仕事とプライベート分けてます?

白坂:分ける必要ないと思います。

ー私も仕事とプライベートの境目が無くて、仕事も遊んでる時も楽しいです。

白坂:仕事してたら、しんどい時もあるでしょう?

ーそれを越えた後が…

白坂:わかる! それを知ってるかどうかだと思います。結局、しんどいこと、仕事はしんどいでしょ? 私2月なんて休み2日ですよ? 気が付けば、そうなってるんです。

でもなんでその状態で楽しめてるかというと、やっぱり、わかってるからなんです。超えた後の、「絶対に、このしんどい状態はいつまでも続かない」と言うことが。過去の経験でありますよね? この感覚ね。

ーだから、しんどくても気楽にやってるんですよね。

白坂:あります、あります。

ありますよね、この感覚。20、30代だと、そういうのが、まだわからない人がいるかもしれない。一回苦しいのを乗り越えて、この感覚を味わえるような、そんな経験をしてほしいですね。私たちもまだまだですが。

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―過去のしんどい仕事を思い出して、「あの時はもっと頑張った」と励みに頑張れます。もちろんしんどいのは嫌ですけど。でも暇すぎるのも嫌です。動いてないと不安です。

白坂:それは自営業の特色ですね。暇なのが怖い。ようわかります。ファイナンシャルプランナーの仕事を始めたころ、どうやってお客さんを見つけていこうかと考えたんです。結局、自分の周りから見つけていくしかないので、人と会って手帳を埋めていくしかない。それでニーズを聞いて、僕がコンサルティングできることがないか探してアプローチしていくしかない。お客さんからしてみれば、「ファイナンシャルプランナーて何やねん、聞いたことないぞ」、みたいな人もいるし。「こんなことしてます、こんなことできます」とお話しして、「じゃあうちもみてくれへん?」と言ってくれる方を会って探していくしかない。なので、手帳を埋めようとするんですが、なかなか人と会えない。手帳が空いてる時間は怖かったです。

ー私も予定が埋まってないと怖いです。埋まってると嬉しいです、必要とされてると感じます。

白坂:ふと思うことないですか? 手帳が埋まってたら、それはそれで「うーー!!」となる。「めっちゃパンパンや」と思う。そういう時にふと、手帳が全然埋まってなかったときのことを思い出すんですよ。その頃と比べたら、なんて幸せな悩みやと。よっしゃ頑張ろうと思います。

ー私も一緒です。

白坂:でもまあ、極力楽はしたいですけどね。いつかは。

ーそうなるように、いまは頑張りましょう。

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