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	<title>バケモノjp &#187; アート</title>
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		<title>徒然書評 | 『リカーシブル』：米澤　穂信</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/3152/</link>
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		<pubDate>Tue, 21 Jul 2015 15:00:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/07/20150722_リカーシブル-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150722_リカーシブル" /></p>米澤氏の作品は、『氷菓』のような爽やかな青春ミステリものもありますし、本作や『ボトルネック』のような、どうにも一介の中学生や高校生が抗うことのできない絶望感のようなものを描いたものもあります。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/07/20150722_リカーシブル-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150722_リカーシブル" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>Hello！徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第１２回目の寄稿となります。</p>
<p>最近、ピンズラーアメリカ英語という英会話レッスンに取り組み始めました。U-CANが行っている英会話レッスンで、日常的なフレーズを耳から覚えていこう、というものです。<br />１日３０分のリスニング＋発声練習なのでそれほど苦もなく取り組めるのですが、効果のほどは疑問です。</p>
<p>継続は力なり。<br />ということで、もう少し続けてみようと思います。</p>
<p>さて、前置きとはまったく関係のない今日の一冊をご紹介しましょう。</p>
<h1>『リカーシブル』：米澤　穂信</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="リカーシブル" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB-%E7%B1%B3%E6%BE%A4-%E7%A9%82%E4%BF%A1/dp/4103014733%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4103014733" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/513JDGo%2BrxL.jpg" alt="リカーシブル" width="342" height="500" /></a><br /><span style="font-size: 10pt;">リカーシブル　著者：米澤穂信　出版社：新潮社</span></p>
<p>少し前に同著者の『氷菓』という作品がアニメ化されていました。また、短編集ではありますが最新作『満願』が、「ミステリが読みたい！」（早川書房）、「このミステリーがすごい！」（宝島社）、「週刊文春ミステリーベスト１０」（文芸春秋）の国内部門でそれぞれ１位に輝いており、作家の名前は知っているよ、という方はそこそこいらっしゃるのではないかと思います。</p>
<p>米澤氏の作品は、日常の謎というジャンルを扱うことが多く、広義ではミステリー作家という評価を受けているようです。ですが、豊富な読書量に裏打ちされたその作風からは、ミステリーはもちろんのことＳＦ・ファンタジー・ホラーといった要素を含んだ、オリジナリティ溢れる作品が多いのです。</p>
<p>本作も、中学生という世代を主人公に据えて、世代特有の悩みや苦悩を描くとともに、ミステリーやホラーテイストを含ませた魅力的な作品に仕上がっています。</p>
<p>少しだけあらすじを説明しますと、本作の主人公は中学一年生のハルカ。<br />父親と別れ、母と弟の3人で母の故郷へ引越ししてきた場面から物語は始まります。<br />昨今の青春小説に多いように、本作でも新しい学校でのいわゆるスクールカーストやヒエラルキーへの不安などが描かれ、閉塞感漂う重苦しい雰囲気が感じられます。</p>
<p>新しい街にきてから、弟が奇妙な能力を発揮するようになります。<br />「予知能力」です。<br />何かの思い違いだと思って少し調べ始めると、この土地には古くから「タマナヒメ」という予知能力をもった姫の伝承が残っていることを突き止めます。</p>
<p>何か関係があるのだろうかと、より調査を進めようとすると、調査の当事者たちはみな例外なく死亡していることが分かり、また、調査に協力してくれていた教師が事故に遭い入院したりと、何かきな臭いものを感じ始めるのです。</p>
<p>この街はおかしい。<br />違和感を覚えつつも、聡明なハルカは謎に立ち向かって行くのです。</p>
<p>終盤には、ちりばめられた謎は回収され、一件落着となるかと思いきや、新たな試練がハルカを襲ってくるわけですが、それは本作を読んでのお楽しみということで。</p>
<p>米澤氏の作品は、『氷菓』のような爽やかな青春ミステリものもありますし、本作や『ボトルネック』のような、どうにも一介の中学生や高校生が抗うことのできない絶望感のようなものを描いたものもあります。</p>
<p>どの作品にも強いメッセージ性があり、読後に「だから何？」で終わってしまうだけのものではないと、個人的には思っています。<br />愛してやまない作家であるだけにかなりの贔屓目になってしまいますが、近年最もノっている作家の一人であることは間違いありません。</p>
<p>そろそろ読書にも慣れたかなぁという方々、少し味わい深い米澤穂信の世界観を覗いてみてはいかがでしょうか。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=410128783X&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>徒然書評 | 『ちょっと今から仕事やめてくる』：北川　恵海</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/economy-and-society/2894/</link>
		<comments>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/economy-and-society/2894/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 23 Jun 2015 15:00:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/06/20150624_ちょっと今から仕事やめてくる-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150624_ちょっと今から仕事やめてくる" /></p>本作品は純粋なミステリー作品ではありません。
一つの会社にしがみついて生きていくことだけが人生ではない、だから力抜いていこう、という労働者へのエールなんだろうと思います。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/06/20150624_ちょっと今から仕事やめてくる-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150624_ちょっと今から仕事やめてくる" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第１１回目の寄稿となります。</p>
<p>そろそろ扇風機が欠かせない季節になりつつあります。<br />日中のオフィスでは設定温度を２８℃に保って、クールビズってる会社様も多いことでしょう。誰が言い始めたのか知りませんが、軽装で働けて非常に助かっております。</p>
<p>今回は「働くこと」をテーマにした面白い小説を読みましたので、それをご紹介させていただきましょう。</p>
<h1>『ちょっと今から仕事やめてくる』：北川　恵海</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E4%BB%8A%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8B-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8C%97%E5%B7%9D%E6%81%B5%E6%B5%B7/dp/4048692712%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4048692712" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QyAm7YKsL.jpg" alt="ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)" width="351" height="500" /><br /></a><span style="font-size: 10pt;">ちょっと今から仕事やめてくる　著者：北側恵海　出版社：KADOKAWA/アスキー・メディアワークス</span></p>
<p>厚生労働省が違法な長時間労働などをさせている“ブラック企業”の会社名を公表していく、という取り組みを始めました。対象は大企業のみ、ということでネットでは、ザル法ではないかとの懸念が議論されています。</p>
<p>本作は、そんなブラック企業に勤める一人の真面目な会社員が主人公。<br />厳しいノルマ、激しい罵倒、長時間の残業。<br />心も体も疲れきった彼は、「もういいや」と思いながら、駅のホームからふらふらと線路のほうへ近づいて行くのです。</p>
<p>そこへ現れたのは、同級生だと名乗る人物・ヤマモト。<br />しっかりと主人公の手を掴んで、事なきを得ます。偶然もあるものだ、と言いながらとりあえずビールで乾杯し、その後もコトあるごとに居酒屋で一杯やる仲に。</p>
<p>ヤマモトは、仕事の愚痴を聞いてくれるし、飲んで騒いでいたら仕事であった嫌なことはすっかり忘れることができる。憩いの場のようなものになり、仕事もうまく回りはじめます。</p>
<p>ところが、主人公が“ヤマモト”だと思っていた人間は、海外にいることが判明します。<br />こいつはいったい誰なのだろう。<br />これまで仲良くやってきた目の前の男への疑惑が膨れあがり、ミステリーな展開が待っているのです。</p>
<p>タイトルからも分かるとおり、本作は、そんな主人公が一世一代の決意をもって勤めているブラック企業を退職するというストーリーです。</p>
<p>現実には、過労を苦に自ら死を選ぶケースなども報道されています。<br />ですが、本作はそういった苦しみを、「働く者みんなが持っているもの」と捉えて、ハードルは高いけれども、どうにもならなくなったときは死ぬことではなくて、家族や友人に相談したり、退職や転職の自由もあるのだから「思い切って辞めてみるのもあり」という問いかけをするのですね。</p>
<p>辞めたいと思っていても、自分の生活がかかっています。世間体、親への説明、友達の成功に比べて自分はなんて駄目なんだろう・・・といういろんな不安が生まれてきます。<br />そうした不安を乗り越えて退職を決意する主人公に、自分を重ねて読んでみると清清しい気持ちになれるかもしれません。</p>
<p>分かりやすい文体で書かれていて、登場人物も少なくシンプルな物語となっています。日々の労働で疲れた脳にも、すっと内容が入ってくると思います。</p>
<p>本作は割りと真面目な内容でしたので、私の紹介も真面目一辺倒になってしまって申し訳ありません。ぜひ次回はもう少し砕けた紹介を心がけたいと思っています。</p>
<p>本作品は純粋なミステリー作品ではありません。<br />これは、一つの会社にしがみついて生きていくことだけが人生ではない、だから力抜いていこう、という労働者へのエールなんだろうと私は思います。</p>
<p>今の仕事が辛いなぁと思っている方は、目を通してみると良いと思いますよ。<br />少し気が楽になるかもしれません。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4048692712&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『名探偵の掟』：東野 圭吾</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/2690/</link>
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		<pubDate>Tue, 02 Jun 2015 15:00:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/06/20150603_名探偵の掟-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150603_名探偵の掟" /></p>この作品について、著者：東野圭吾はこう言っています。
「何を出しても売れなかった頃、やけくそで書いたのが本書だ。読者に一泡吹かせてやろうと思い、小説のルールはすべて無視した。」]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/06/20150603_名探偵の掟-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150603_名探偵の掟" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第１０回目の寄稿となります。</p>
<p>夜はまだ少し冷えますが、昼間はもう真夏のような暑さになる日もちょくちょく現れ始めて、げんなりしつつクールビズに身を包んで毎日オフィスに向かっています。</p>
<p>頭が疲れていては仕事の効率も上がりません。ときどき息抜きしながらお仕事がんばってくださいね。そういうわけで、今回は息抜きにぴったりな一冊をオススメします。</p>
<h1>『名探偵の掟』：東野 圭吾</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="名探偵の掟 (講談社文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%81%AE%E6%8E%9F-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%B1%E9%87%8E-%E5%9C%AD%E5%90%BE/dp/4062646188%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062646188" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PYGW8GAML.jpg" alt="名探偵の掟 (講談社文庫)" width="334" height="475" /></a><br /><span style="font-size: 10pt;">名探偵の掟　著者：東野圭吾　出版社：講談社</span></p>
<p>東野圭吾といえば、『探偵ガリレオ』シリーズ、『刑事・加賀恭一郎』シリーズをはじめ、数々の賞を受賞し、様々なジャンルのエンターテインメント小説を産み出し続けていることは皆様もご存知でしょう。<br />自慢するわけではありませんが、文庫化された氏の作品については全て拝読しています。</p>
<p>東野ファンであれば、前述したシリーズや『秘密』『手紙』『白夜行』『幻夜』といったメッセージ性が高く、重厚な作品をお奨めするのかもしれませんが、ここはあえてこの作品を選んでおきます。</p>
<p>『名探偵の掟』は、その名のとおり名探偵が登場する推理ものです。<br />徒然書評の読者様方も私のせいで「ミステリはもういいよぉ・・・」といささか食傷気味であることは承知のうえです。<br />ですが、この作品はただの探偵推理小説とは違います。</p>
<p>通常の推理小説は、事件が起こり、警察が呼ばれ、調査をするが犯人が分からないところに、偶然にも居合わせた胡散臭い探偵が見事事件を解決するというお約束がありますよね。</p>
<p>この作品では、天下一大五郎という探偵と、警部の大河原番三というキャラクターがレギュラーとして出てくるのですが、彼らは推理小説の主役を演じながら、「また密室かよ」と心の中で作者に対して批判するのです。</p>
<p>メタフィクション。<br />漫画や小説の中のキャラクターが読者に対して語りかけたりして、作品と現実の壁を越えてしまうような作品のことを言います。</p>
<p>「つまり私は天下一探偵シリーズの脇役なのである。名探偵ものには必ずといっていいほど、見当はずれな推理を振り回す刑事が登場してくるが、その道化を演じるのが私の役どころだ。」</p>
<p>上の台詞は大河原警部のものですが、このように登場人物自らが小説の中のキャラクターであることを自覚しつつ、推理小説もののメインテーマであり、お約束になってしまっている“密室トリック”や“アリバイトリック”について、痛烈かつコミカルに批判していくのですね。</p>
<p>読んでいる側としては、「え、それ言っちゃっていいの？」と不安になりつつも、天下一探偵と大河原警部のユーモラスなやり取りに、つい声を出して笑ってしまうこともあるかもしれません。はまらなかったらすみません。</p>
<p>少し古い作品なので、推理小説を読みなれた方には物足りないかもしれませんが、それほど本を読まれない方には目新しく映るのではないかと思います。</p>
<p>「何を出しても売れなかった頃、やけくそで書いたのが本書だ。読者に一泡吹かせてやろうと思い、小説のルールはすべて無視した。」<br />この作品について、著者もこう言っています。</p>
<p>就業時間中は紳士的かつ誠実に業務をこなしている皆様方も、既存のルールや社会の型に嵌められることが窮屈と感じているのではないでしょうかね。勝手な想像ですが。</p>
<p>「ルールは破られるためにある。」と昔の偉い人が言ったとか言わなかったとか。<br />ルールを破った作品の面白さがここにあるような気がします。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4062646188&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『ロスト・ケア』：葉真中 顕</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/economy-and-society/2381/</link>
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		<pubDate>Tue, 19 May 2015 15:00:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/05/20150520_ロストケア-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150520_ロストケア" /></p>高齢者介護をメインテーマとして少子化や尊厳死といった議論をも取り入れた本格社会派ミステリ小説『ロスト・ケア』。読了後、心に”何か”が残る作品です。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/05/20150520_ロストケア-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150520_ロストケア" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第９回目の寄稿となります。<br />新緑が目に眩しく、少し歩くだけで心地よい汗が滲んでくるような梅雨入り前の午後、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。これから夏を迎えると思うと、外に出ることが億劫になります。ただし、冬の場合は寒くて億劫になりますが。</p>
<p>さて、今回もミステリですがミステリだけではない、少し毛色の違った作品を紹介させていただきます。</p>
<h1>『ロスト・ケア』：葉真中　顕</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="ロスト・ケア (光文社文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A2-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%91%89%E7%9C%9F%E4%B8%AD-%E9%A1%95/dp/4334768784%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4334768784" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Ta7zfyWAL.jpg" alt="ロスト・ケア (光文社文庫)" width="345" height="500" /></a><br /><span style="font-size: 10pt;">ロスト・ケア　著者：葉真中 顕　出版社：光文社</span></p>
<p>私の本の選び方は、本屋さんの新刊コーナーとオススメ本コーナーをチェックし、平積みされた本の中から衝動的に選んでいく方法です。その本が面白ければ作者のデビュー作から順番に読んでいく、といったパターンが多いです。<br />その作者を気に入れば、新作が出るや否や買いに走るわけです。</p>
<p>この本もそうした衝動性に駆られた作品でした。</p>
<p>「ロスト・ケア」<br />聞き慣れない言葉です。</p>
<p>作品の冒頭は、法廷。<br /><a title="『ソロモンの偽証』：宮部 みゆき" href="http://bakemono.jp/cms/art/book-review/novel/mystery/1953/">『ソロモンの偽証』</a>のような法廷ミステリかと思いきや、死刑宣告の場面でした。<br />物語の結末を、冒頭に持ってくるパターンです。罪状は殺人。被害者は４３名。</p>
<p>・・・・。</p>
<p>不謹慎ですが、俄然興味をそそられます。</p>
<p>本作は、高齢者介護をメインテーマとして少子化や尊厳死といった議論をも取り入れた本格社会派ミステリです。</p>
<p>高齢社会と言われて久しいわけですが、このサイトの読者たる皆さんが、これから３０年経ったとき、人口ピラミッドはどうなっているんでしょうね。恐ろしくて考えたくもありません。<br />この本は、その皆が触れたくないリアルな部分を浮き彫りにしていきます。</p>
<p>主人公は、検事。<br />主人公の父親が老人介護施設へ入居するため、下見に行く場面から物語が進み始めます。<br />質のいいサービスを提供する施設らしく、なんと入居費用は３億円。</p>
<p>３億円の施設を紹介してくれた友人は、介護運営会社で働く会社員。<br />事業は順風満帆だけど、慢性的な人手不足、法令違反・・・そして行政からの摘発と重苦しい現実がのしかかります。</p>
<p>お金がなければ当然自宅で親を介護しなくてはなりません。<br />病気や認知症を発症し、子や孫の顔すら忘れて暴れるご老体。目を覆わんばかりの悲惨さです。</p>
<p>そうまでして、苦しんで、苦しんで生きてゆかねばならないのだろうか。<br />いや、そうではない。<br />そう考えたある人間が、一人になったご老人の腕へ注射器の中身を流し込んでゆくのです・・・。</p>
<p>殺して欲しいと懇願する父、介護地獄から解放された子、心情を考えるとこの殺人は本当に「悪」だったのか。<br />罪悪感を持つことこそが償いだと息巻いていた検事の心にも、ブレが生じてくるのです。</p>
<p>重いテーマではありますが、皆さんにとって避けて通れない問題でしょう。<br />読み応えがありますし、謎を解いて終わるだけのミステリとは違って“何か”が残るかもしれません。</p>
<p>上がり続ける社会保険料に想いを馳せながら、この書評を書いています。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4334768784&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『ビブリア古書堂の事件手帖』：三上 延</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/2295/</link>
		<comments>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/2295/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 28 Apr 2015 15:00:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/04/20150429_ビブリア古書堂の事件手帖-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150429_ビブリア古書堂の事件手帖" /></p>ドラマ化もされた『ビブリア古書堂の事件手帖』。本作は連作の短編集で、毎話『夏目漱石全集』や『晩年（太宰治）』など名作が取り上げられます。話の中に名作の解説や作者の来歴などが挟まれているので、教科書では教えてくれなかった新たな発見があるかもしれません。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/04/20150429_ビブリア古書堂の事件手帖-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150429_ビブリア古書堂の事件手帖" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第８回目の寄稿となります。</p>
<p>春の陽気に誘われて外に出てみたものの、意外と強い日差しのせいで、戦略的撤退を余儀なくされました。<br />読書は家の中でするに限ります。</p>
<p>さて、本日はこの作品をご紹介します。</p>
<h1>『ビブリア古書堂の事件手帖』：三上 延</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8F%A4%E6%9B%B8%E5%A0%82%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E6%89%8B%E5%B8%96%E2%80%95%E6%A0%9E%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E5%AE%A2%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%89%E4%B8%8A-%E5%BB%B6/dp/4048704699%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4048704699" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51gLuGWoTaL.jpg" alt="ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)" width="300" height="429" /><br /></a><span style="font-size: 10pt;">ビブリア古書堂の事件手帖　著者：三上 延　出版社：アスキーメディアワークス</span></p>
<p>以前にドラマ化されていましたので、「えっ今更？」と思われた方もいるかもしれません。<br />ですが、小説原作のほうは今でも継続的に出版されており、現在第６巻が発売されています。</p>
<p>この作品は、篠川栞子という古書店『ビブリア古書堂』店主と、そこへアルバイトで入った五浦大輔の二人が、“古書”にまつわる様々な事件に巻き込まれ、四苦八苦しながら事件を解決に導いてゆくというストーリーです。</p>
<p>2012年には、作品の中の一編が日本推理作家協会賞を受賞しています。そう、本作はミステリなのです。</p>
<p>古書店。<br />個人的にもときどきのぞくことがありますが、普通の本屋さんとは違います。</p>
<p>当然新刊は置いていません。<br />入口でワゴンセールをやっています。<br />何がどこにあるのか、店の人に聞かないと分かりません。</p>
<p>古書店を良く知る人からすればいろいろ批判はあるでしょうが、近くの古書店さんはこんな感じのお店が多いです。私はエセ常連客なのでご勘弁を。</p>
<p>行ってみればわかりますが、本の海の中を泳いでいるようなそんな気分にさせられますね。</p>
<p>いえ、大げさでした。そんな気分にはなれません。<br />ともかく乱雑なので、苦手な人もいるでしょうし、わくわくしてくる人もいるでしょう。</p>
<p>話が逸れましたが、本作の特徴は連作の短編集となっていて、一つの短編で過去に現実に出版された“名作”が題材として取り上げられているのです。</p>
<p>第１巻　第１話では『夏目漱石全集』、第４話では『晩年（太宰治）』などの名作が取り上げられ、中身の解説はさることながら、作者の来歴や作品が生まれた背景についても、栞子が大輔に教える形で、読者へ解説してくれるのです。</p>
<p>こんなもん知ってるわ、という重度の古書マニアの方には物足りないと思いますが、年間数冊程度しか読まないレベルの一般の方にとっては、教科書では教えてくれなかった新たな発見があなたを待っているかもしれません。（宣伝みたいな書き方ですね。）<br />実際に、紹介された古書の売上に影響を与えたりはしているようですし。</p>
<p>“ミステリ”の部分に関しては、人が死ぬとか殺すとかそういう物騒なものではなくて、あくまで“日常の謎”というジャンルのものです。バイオレンス表現が苦手な方にとっても安心して読めます。</p>
<p>第６巻が発売されて、シリーズものとしてのストーリーもクライマックスに近づいてきているようです。<br />刊行数もそれほど多くありませんので、暇つぶしにはもってこいです。</p>
<p>もしドラマ版の篠川栞子しか知らない方がいたら、是が非でも原作小説をお読みになるべきだと思います。</p>
<p>もちろん深い意味はありませんからね。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4048691899&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『ゼロの迎撃』：安生　正</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/2180/</link>
		<comments>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/2180/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 14 Apr 2015 15:00:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/04/20150409_ゼロの迎撃-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150409_ゼロの迎撃" /></p>「このミステリーがすごい！」大賞受賞作家、安生 正の『ゼロの迎撃』。
『日本はこのまま平和ボケしていて良いのか？』と、作者から問われている気がします。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/04/20150409_ゼロの迎撃-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150409_ゼロの迎撃" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>第７回目の寄稿となります。<br />結構書いてきたと自分では思っていましたが、まだ７回目なのですね。いっそう精進していきたいものです。</p>
<p>本日紹介しようと思っているのは、一般的に思い浮かべるようなミステリー作品ではありません。</p>
<h1>『ゼロの迎撃』：安生　正</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%AE%E8%BF%8E%E6%92%83-%E5%AE%9D%E5%B3%B6%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%80%8E%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%80%8F%E5%A4%A7%E8%B3%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%AE%89%E7%94%9F-%E6%AD%A3/dp/4800238226%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4800238226" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NBIzthUlL.jpg" alt="ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)" width="343" height="500" /><br /></a><span style="font-size: 10pt;">ゼロの迎撃　著者：安生正　出版社：宝島社</span><a title="ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%AE%E8%BF%8E%E6%92%83-%E5%AE%9D%E5%B3%B6%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%80%8E%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%80%8F%E5%A4%A7%E8%B3%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%AE%89%E7%94%9F-%E6%AD%A3/dp/4800238226%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4800238226" target="_blank"><br /></a></p>
<p>この作者は、『生存者ゼロ』というタイトルのパニックスリラー小説で「このミステリーがすごい！」の大賞を受賞しています。<br />本作は、それに続く第２弾ということになりますね。</p>
<p>あえて大賞受賞作を薦めないのは、よりホットな情報をお届けするためです。というのは言い訳で、つい最近読んだので紹介文が書きやすかったからです。<br />とはいえ、どちらも甲乙つけがたいエンターテインメント性あふれる作品です。</p>
<p>本作の主人公は、ベテラン自衛官。<br />彼は、世界各地の様々な情報を集め、分析し、内閣総理大臣のブレーンとして決定者の判断を仰ぐ、そんな仕事を担っています。</p>
<p>転勤が決まり、ようやく緊張感このうえない職場から離れられると思った矢先に、とある隣国の不審な動きを察知し、きな臭い事件に巻き込まれてゆくのです。</p>
<p>隣国のテロリストたちは、日本政府の小回りの利かなさや、東京という都市の弱点を突いた戦術を用いて、少数精鋭で東京を襲撃するのです。</p>
<p>真面目な小説です。しかし、眉間にしわを寄せながらも、ページを繰る手が止まらない面白さがあります。</p>
<p>主人公の分析ミスのせいで、為すすべなく倒れてゆく自衛官たち。<br />ついには、自衛隊内で職務放棄の動きまで表れ始めますが、内閣総理大臣から自衛官たちへの「大切な者たちのために戦って欲しい」という心からのエールが、彼らの心を動かすことになるのです。</p>
<p>一番の見所であり、感動のシーンでした。</p>
<p>本作はありていにいえば戦争モノです。<br />しかし、昨今の集団的自衛権に関する問題や無差別テロなど、世界情勢を汲んだ（悪く言えばブームに乗った）世界観が描かれており、あり得ないと感じつつも、より身近に作品の世界を肌で感じ取れるのではないかと思います。</p>
<p>真面目に書いてきたので疲れ始めました。</p>
<p>今私たちが馬鹿笑いしながら、ビールを飲み、タバコをふかし、造幣局の桜を見ながらフランクフルトを頬張っていられるのも、本作の主人公のような人々が争いを未然に防いでくれているから、なのかもしれません。</p>
<p>デビュー作『生存者ゼロ』は、原因不明の感染症（？）により人々がどんどん死亡していくというパニックものです。こちらも日本政府の愚鈍な対応を痛烈に皮肉った社会派的な内容の小説になっています。</p>
<p>『日本はこのまま平和ボケしていて良いのか？』<br />作者から問われている気がします。</p>
<p>たまには真剣な小説を真剣に読んでみるのもいいですよ。<br />ぐっすり寝られる気がします。（注：個人の感想です。）</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4800238226&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『ソロモンの偽証』：宮部 みゆき</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/1953/</link>
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		<pubDate>Fri, 27 Mar 2015 15:00:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/03/ダウンロード-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="ダウンロード" /></p>映画化でも話題の「ソロモンの偽証」。
生徒の飛び降り自殺は、自殺ではなく殺人？学級内裁判の行方は…？エンターテイメント色の強い作品です。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/03/ダウンロード-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="ダウンロード" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />書評ライターのTKです。</p>
<p>本寄稿も第６回となります。</p>
<p>本屋さんで平積みされているのを見かけたときから、内容の想像できないタイトルだったので、読んでみたいと思ってはいたのですが、文庫版で全３部上下巻あわせて６冊という重厚なボリュームを目の前にして、どうにも手を出す決心が付かなかった本作ですが、ついに読了しました。</p>
<p>今回ご紹介するのは、現在公開中（執筆時点で）の映画でもあります。</p>
<h1>『ソロモンの偽証』：宮部 みゆき</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%81%BD%E8%A8%BC-%E7%AC%ACI%E9%83%A8-%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E4%B8%8A%E5%B7%BB-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB/dp/4101369356%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101369356" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61tLuOQAvNL.jpg" alt="ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)" width="351" height="500" /></a><br /><span style="font-size: 10pt;">ソロモンの偽証　著者：宮部みゆき　出版社：新潮社</span></p>
<p>宮部さんの作品をそれほど多く読んでいるわけではありませんが、“社会派”というテーマを取り扱った作品をいくつかお見受けします。本作は、「学校問題」を取り扱った紛れもない社会派作品なのです。</p>
<p>真面目に説明すると眠くなるだけですので、あらすじを大雑把に説明しておきます。</p>
<p>学校で起こった、生徒の飛び降り自殺に、警察は「自殺」との判断を下します。<br />あるとき、「自殺ではなく殺人」という告発状が学校へ届くのです。そして、その告発状には殺人を為した人物の名前も明記されていました。<br />ですが、警察は「自殺」の判断を覆さない。そこで、当事者である生徒たちが卒業制作の一環として「模擬裁判」を実施し、シロクロつけてしまいましょう、という物語です。</p>
<p>映画では、原作に忠実に作られるのか映画向けに編集されるのかわかりませんが、大枠ははずさないアマチュア法廷ミステリといったものになるはずです。</p>
<p>本作はなんといってもボリュームがあります。<br />筆者の集大成、ということなのかもしれませんがいろんな要素が盛り込まれて、いいとこ取りをしたような作品です。</p>
<p>たとえば、本作は３部構成になっているわけですが、第１部では事件の発端・概要が語られるとともに、今後登場するキャラクターの紹介やエピソードが描かれるわけです。<br />まさに事件編。ミステリの前半部分さながらの展開になるのですね。</p>
<p>第２部では、模擬裁判を開くための準備が行われます。<br />警察へのヒアリングや、関係者への聞き込み、出廷要請など弁護士役・検事役の生徒自らが足を使って“捜査”をするわけです。<br />サスペンス小説や警察小説のようなテンポの良い展開で物語が進んでいきます。<br />（ただし、捜査するのは中学生です）</p>
<p>第３部では、学級内裁判の模様が描かれることになります。<br />まさに法廷ドラマ。警察では言わなかったけど、ココでなら言える！と決意した証人たちが真実を証言していきます。警察怒っていい。</p>
<p>そういうわけで、様々なジャンルの読みどころを取り入れたエンターテインメント色の強い作品になっています。登場人物は多いですが、きっちりキャラクター付けがされて、理解しやすいという部分も作者の手腕でしょう。</p>
<p>法廷編では流石に会話文が多く、地の文を目で追うのが苦手だという人にも読みやすいのではないでしょうか。<br />それだけではなく、主人公たちが中学生ということもあり、小難しい法律の話などが分かりやすく噛み砕かれて説明されています。その点でも、一般的な法律モノよりも抵抗は少ないでしょう。</p>
<p>６冊も続けて読むと、疲労感と謎の達成感を獲得できます。<br />この本を読んで、自分の好きなジャンルを新たに開拓するのもいいかもしれません。</p>
<p>ただひとつ、私が言いたいのは、私は別に新潮社様の回し者ではないということです。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4101369356&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>徒然書評 | 『密室殺人ゲーム 王手飛車取り』：歌野 晶午</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/1875/</link>
		<comments>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/1875/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 13 Mar 2015 15:00:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
		<guid isPermaLink="false">http://bakemono.jp/cms/?post_type=art&#038;p=1875</guid>
		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/03/20150314_密室殺人ゲーム-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150314_密室殺人ゲーム" /></p>設定がぶっ飛んでいる異色のミステリー小説「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」。
あまりに反倫理的で、BPOやPTAからの批判が怖い。自主規制必至です。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/03/20150314_密室殺人ゲーム-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="20150314_密室殺人ゲーム" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />ゲストライターのTKです。</p>
<p>本寄稿も第５回となります。</p>
<p>本日は少し異色の作品をご紹介したいと思います。</p>
<h1>『密室殺人ゲーム 王手飛車取り』：歌野 晶午</h1>
<p style="text-align: center;"><a title="密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/dp/4062765497/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_1?pf_rd_p=187205609&amp;pf_rd_s=lpo-top-stripe&amp;pf_rd_t=201&amp;pf_rd_i=4062772523&amp;pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&amp;pf_rd_r=0DJTP3T9HHE72CC682Q4" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5163oXDgVkL.jpg" alt="密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)" width="358" height="500" /><br /></a><span style="font-size: 10pt; color: #999999;">密室殺人ゲーム 王手飛車取り　著者：歌野 晶午　出版社：講談社</span><a title="密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/dp/4062765497/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_1?pf_rd_p=187205609&amp;pf_rd_s=lpo-top-stripe&amp;pf_rd_t=201&amp;pf_rd_i=4062772523&amp;pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&amp;pf_rd_r=0DJTP3T9HHE72CC682Q4" target="_blank"><br /></a></p>
<p>全うなる企業活動を営んでいる一企業様のサイト「バケモノ.jp」でこのような物騒極まりないタイトルの本を紹介してしまうのもいかがなものかと思いますが、Goサインが出たということで話を先に進めさせていただきます。</p>
<p>といっても過去にも紹介してきました「本格推理もの」というジャンルからは外れていません。設定がぶっ飛んでいるのです。<br />簡単にご紹介しましょう。</p>
<p>ハンドルネームという言葉をご存知でしょうか。<br />最近ではあまり使われないかもしれませんが、ダイヤルアップ回線全盛期に「インターネット上で使用する名前」として使われた言葉です。</p>
<p>本作の主人公5人はハンドルネームで登場します。<br />そう、舞台はインターネット。<br />インターネット回線を通じて、5人の主人公がビデオチャットをしながら物語が進んでいくのです。この時点で少し珍しいですね。</p>
<p>この5人。<br />インターネット回線で何をやっているのかというと、推理ゲームに興じているのです。こんな密室トリックはどうだろう、あんなアリバイトリックはどうかな、こんな時間差トリックは、と日々出題者と回答者に別れて、推理ゲームをするのです。</p>
<p>ここまでなら、高校や大学のミステリ研究会でもやっていそうな内容。<br />ここからが違います。</p>
<p>出題者は、自ら考え出したトリックを実行したうえで、出題するのです。</p>
<p>つまり、自ら考え出したトリックで、実際に人を殺害し、トリックを完成させたうえで、警察を欺き、他の4人の回答者たちに出題するのです。<br />「このトリックが解けるか？」と。</p>
<p>はい、常軌を逸していますね。<br />あまりに反倫理的で、BPOやPTAからの批判が怖い。自主規制必至です。</p>
<p>恨みがあるわけでも、嫉妬があるわけでも、金が欲しいわけでもありません。<br />ただ、トリックを試したいという理由で人を何人も殺していくのです。</p>
<p>とても衝撃的だったので強調してしまいました。<br />本ブログが炎上しないか気がかりです。</p>
<p>私もこの部分のインパクトのために推理ゲーム自体に身が入らず、5人の行く末ばかりが気になってしょうがないという状態に陥りました。著者的には成功しているのかどうなのかわかりませんが、そういう意味では先が気になる小説ではあります。</p>
<p>その衝撃の後には、あまりに設定がぶっ飛んでいるため、リアルに受け止めることができずに、エンターテインメントの一種として、楽しんで読めるようになるはずです。<br />と、逃げを打っておきたい。（真似しようなんて人はいません。たぶん）</p>
<p>推理自体は本格的なトリックが用いられています。本格ファンの方も楽しめるのではないでしょうか。<br />ビデオチャットの場面は多くが会話文を用いており、読みやすさは抜群です。</p>
<p>色モノ扱いしてしまい、著者の方には大変申し訳ありませんが、本格的でガッチリとした「密室」「アリバイ」「凶器」の謎を「名探偵」が出てきて明らかにする、という小説に飽きてしまった上級者の方へ、本作をオススメしておきたいと思います。</p>
<p>なお、本記事は個人の主観的な単なる小説の感想であり、密室殺人ゲームを助長する目的はなく、万が一億が一密室殺人ゲームの模倣犯が現れてもバケモノ株式会社とは何の関係もありません。あしからず。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4062765497&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		<title>徒然書評 | 『ソードアート・オンライン』：川原 礫</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/lightnovel/1605/</link>
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		<pubDate>Fri, 20 Feb 2015 15:00:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/02/51kBtYLQUKL-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="51kBtYLQUKL" /></p>今どきの中高生なら知ってて当たり前、アラサーにも読みやすい、ソードアート・オンライン。
ライトノベルならば、活字に触れるハードルは低いです。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/02/51kBtYLQUKL-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="51kBtYLQUKL" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />ライターのTKです。</p>
<p>本寄稿も第４回となります。</p>
<p>突然ですが“ライトノベル”という言葉をご存知でしょうか。<br /><a href="http://bakemono.jp/cms">バケモノ.jp</a>は社会人向けサイトだと伺っていますので、ご存知ない方も多いかもしれません。</p>
<p>その名のとおり“ライト（Light）”な“ノベル（Novel）”のことを指します。<br />わかりませんね？</p>
<p>ライトノベルの定義には諸説あるようですが、「表紙や挿絵にアニメ調のイラスト（≒萌え絵）を多用している若年層向けの小説」というようなものです。</p>
<p>イメージとしては、コミック＋小説÷２＝ラノベのような感じです。<br />今回は、そのラノベをひとつご紹介したいと思います。</p>
<h1>『ソードアート・オンライン』：川原 礫</h1>
<p class="center"><a title="ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%80%881%E3%80%89%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89-%E9%9B%BB%E6%92%83%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B7%9D%E5%8E%9F-%E7%A4%AB/dp/4048677608%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4048677608" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kBtYLQUKL.jpg" alt="ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)" width="300" height="433" /><br /></a><span style="font-size: 8pt;">ソードアート・オンライン　著者：川原礫　出版社：アスキーメディアワークス</span></p>
<p>先ほど若年層向けと書きましたし、「どうせ子ども向けなんだろ？」と、そうお思いの皆様、昨年もっとも売れたコンテンツは何だと思いますか。<br />そう、妖怪ウォッチです。（注：個人の主観的な意見です。）</p>
<p>ブームは子どもが作っていくのです。侮るなかれ。<br />このソードアート・オンラインというラノベも、シリーズを通して全世界で1,400万部超を売り上げているのです。まったく関係ありませんが、コミック『ONE PIECE』はもうすぐ4億部だそうですね。いったい作者はいくらもらえるんでしょうか。</p>
<p>ソードアート・オンラインの話をしましょう。<br />この作品は、近未来化されたオンラインゲームの中のお話です。</p>
<p>現在のオンラインゲームは、インターネット回線を通じて、パソコンの前でキーボードをカチャカチャやるわけですが、作中のオンラインゲームは違います。</p>
<p>ヘッドギアのようなものを頭に被り、ほぼ睡眠状態に入るのです。<br />ゲーム内ではまるで現実世界であるかのような動き、感覚を楽しめるという設定になっています。</p>
<p>視覚はもちろん草木の香り、風の流れ、水の冷たさ、空腹感、味など、あらゆる五感を感じ取ることができる最新のヴァーチャルマシンです。</p>
<p>その世界、つまりその作中のゲームの名前がソードアート・オンラインなのです。<br />主人公は、ゲーム製作者の陰謀によりそのオンラインゲームの中に閉じ込められて、現実世界に帰ることができなくなるわけですが、仲間たち（ほぼ女性）と協力して、ゲームクリアを目指すんですね。ゲームがクリアできれば、解放されるという設定です。<br />友情・努力・勝利、三拍子揃ったファンタジー。それがこの作品です。</p>
<p>実際に“オキュラスリフト”というVRヘッドセットが最近発売されました。<br />（開発者向けのみですが。）<br />ゲームも進化しているんですね。</p>
<p>本シリーズは15巻ほど続いており、現在の中高生で『ソードアート・オンライン』という作品をまったく聞いたことがない、という生徒さんはほとんどいないでしょう。</p>
<p>反対に本稿の読者から中高生に『ソードアート・オンライン』の話題を振ってみてもいいでしょう。ノってきてくれるかもしれません。<br />ただし、何言ってんだこいつ？となる可能性もありますので、自己責任でお願いいたします。</p>
<p>ビジネス書は難解で読めない、文学作品は抽象的過ぎて続かない、エンタメ小説は映像でみる、などと理由をつけて本を敬遠されている人も、ラノベならば活字に触れるハードルは低いです。</p>
<p>騙されたと思って立ち読んでみてはいかがでしょうか。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4048677608&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>徒然書評 | 『すべてがＦになる』：森　博嗣</title>
		<link>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/1389/</link>
		<comments>https://bakemono.jp/art/book-review/novel/mystery/1389/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Feb 2015 15:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[TK]]></dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/02/vol3-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="vol3" /></p>連続ドラマでも放送された本格ミステリィ小説「すべてがＦになる」。天才vs天才の頭脳戦！！]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img width="200" height="200" src="http://bakemono.jp/cms/wp-content/uploads/2015/02/vol3-200x200.jpg" class="attachment-thumbnail wp-post-image" alt="vol3" /></p><div class="theContentWrap-ccc"><p>こんにちは。徒然書評へようこそ。<br />ライターのＴＫです。</p>
<p>本寄稿も第三回となります。</p>
<p>自分の好きなジャンルばかりを紹介していると、やはり偏ってしまいますが、懲りずに新たな作品を紹介していきます。</p>
<p>この作品の作者は、カタカナで表現される言葉の最後の文字が伸ばされる音のときに、これを伸ばさずに、次のように表現します。</p>
<p>たとえば、ミステリーではなく“ミステリィ”というように。</p>
<p>紹介する作品は、こちらです。</p>
<h1>『すべてがＦになる』：森　博嗣</h1>
<p class="center"><a title="すべてがFになる (講談社文庫)" href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%8CF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A3%AE-%E5%8D%9A%E5%97%A3/dp/4062639246%3FSubscriptionId%3DAKIAIV5OOOANZ66UJ6EQ%26tag%3Dbkmnamz-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062639246" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41vAbauP0TL.jpg" alt="すべてがFになる (講談社文庫)" width="355" height="500" /></a><br /><span style="font-size: 10pt; color: #999999;">すべてがＦになる　著者：森博嗣　出版社：講談社</span></p>
<p>2014年には連続ドラマも放送され、再び人気に火がついているようですので、本屋さんではすぐに見つけることができるでしょう。手元に当作品があるので、あらすじを紹介します。</p>
<p><em>「孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウェディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたＮ大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。」</em></p>
<p>上記は裏表紙からの引用です。</p>
<p>クローズドサークル、つまり外界から隔離された状況。不可思議な変死体。そして、完全無欠の密室殺人。</p>
<p>これ以上ないくらいミステリィを最前面に押し出したキーワードをちりばめて描かれた本格ミステリィです。作品が完全にシリアスなので、先ごろ紹介した<a title="『殺意は必ず三度ある』：東川　篤哉" href="http://bakemono.jp/cms/art/book-review/novel/mystery/803/">東川篤哉氏のユーモア・ミステリ</a>とは対照的に、紹介文もシリアス一辺倒で、笑いの欠片も起こりません。</p>
<p>まず、本作で注目すべき点はその登場人物にあります。</p>
<p>本作の主人公、犀川助教授は建築学を専門とする一種の天才。本人は、“自分は凡人”と主張しますが、彼が本シリーズの探偵役を務めます。</p>
<p>そして本作のヒロイン・西之園萌絵は、同じ大学の学部生です。本作ではワトソン役を与えられていますが、計算力が高く、犀川助教授の助手を見事に務めています。</p>
<p>もうひとり忘れてはならないのが、犀川助教授をして“天才”と言わしめる真の天才、真賀田四季博士です。あらすじにもありますが、彼女は本作、そしてこれから始まる全10作からなる本シリーズのキーパーソンであり、彼女が犀川助教授たちに対するシリーズを通しての“悪役”を演じます。</p>
<p>本シリーズ、というか著者の特徴かもしれませんが、工学部助教授という肩書きの頃に書かれた作品で、非常に“理系な”小説になっています。工学的なウンチクや、“ロジカル”なトリックがストーリーに組み込まれ、読む方は疲れるかもしれません。</p>
<p>あまり本を読みなれていない人がいきなり読むには敷居が高すぎる作品かもしれません。（先に<a title="『殺意は必ず三度ある』：東川　篤哉" href="http://bakemono.jp/cms/art/book-review/novel/mystery/803/">東川篤哉</a>を薦めます。）</p>
<p>1996年に初版が発行されたものですが、今あらためて読んでみると、音声認識や掌紋認証システムなど、オートメーション化された研究所やヴァーチャルリアリティ空間での対話を表現しているところに驚きを禁じえません。ドラマ化が今現在になった理由もこのあたりにあるのかもしれませんね。</p>
<p>先ほどからちょくちょくプッシュしているユーモア・ミステリとは打って変わってガチガチの本格ミステリィ。ドラマを見て面白いと思ったならば、この『すべてがＦになる』を手にとっていただくことをおすすめします。そして、シリーズを通して天才たちの血沸き肉踊る頭脳戦をご堪能いただけたらと思いますね。</p>
<p>なんだか今回は真面目な紹介になってしまって、頭脳が疲れました。</p>
<p>以上、凡人からの紹介でした。</p>
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=bkmnamz-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B009GXMFHI&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></div>]]></content:encoded>
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